物置の屋根修理…18/11/3

ネコ部屋の壁の一面を構成している物置の屋根に問題が発生している。

屋根の下から60センチあたりが凹んでいて水が溜まってしまう。幅は1.5mぐらいの範囲だ。

原因は分かっている。

この物置の設置場所が建物本体の軒下になっており、家の屋根に積もった雪が落下すると物置の屋根に勢いよく当たるのだ。

10月9日に物置のあちこちに傷みが出ていることに気付いて、その時はとりあえず錆止め塗料を塗ったが、その後どういう処置をすべきかずっと考えてきた。

一案として足場用の資材を使って、物置の屋根の上に落雪を受ける仮屋根を作る案など考えて、資材の値段を調べたりしていた。

それはともかく、凹んだ屋根を元に戻せないかと、今日取り組んでみた。

昨日、妻の愛車CRVのタイヤを冬用に交換した際、夏タイヤを物置に収容しないで駐車場にそのまま置いておいた。
それ以外にも雑多な物がいろいろ入っている物置なので、まず、それらの片付けから始めた。

物置の床に段ボールを敷いていたが、それが濡れてボソボソになっていた。
他にもあちこち水濡れしていることがわかった。

単に屋根が凹んだだけではなく、それによって、上に水が溜まりどこかからか(多分屋根材の接合部分か?)から水漏れが起こっているようだ。

対策は急を要することになった。

屋根の内側から凹み具合を見てみた。

写真では向こうの方のへこみが目だっていて手前の方はそうでもないように見えるが、実際は手前左上の方もかなり凹んでいる。

内部に梁は2本通っていて、写っているのは水の流れの下側の方で、この梁もゆがんでいる。
落雪の破壊力がすごいというべきか、この物置が華奢だったといった方がいいのか? 

凹んだ屋根材の下に板を当ててジャッキで押し上げたら直るんじゃないか、というのが今回のトライ。

慎重に少しづつ力を加えて行ったら、当然屋根板は上に上がっていく。
ある時点で「バキっ」とか音がしたので、これで直ったのかな、と思った。

ジャッキの力を抜いてみたら、屋根はまた凹んだ方向に戻ってしまった。
少しだけ改善されたみたいだけど不十分だ。
もう1度持ち上げて、外から見てみたら、屋根の先端部分が壁から離れて隙間が広がっている。
つまり、屋根板はまっすぐになったわけではなく、反ったまま上に押し上げられた形だ。

先端部分を壁の上端と接続しているボルトの設置間隔が広すぎるようだ。
外壁の上の辺りで屋根の上からしっかり押し付ける力を加えておいて、内側の凹んだ部分を下から押すなら鉄板を元のまっすぐな屋根に戻せるかもしてない。

辺りを見回すと以前切った木材が目に入った。
自分の手で持ち上げて屋根に乗せられるのはせいぜい20キロぐらいか?
1mぐらいの長さの1本を屋根に乗せた。湿っていて重い。転がり落ちないように、板切れを噛ませた。

しかし、曲がった屋根板が元に戻ることはなかったので、ジャッキアップと同じ力をこの後、掛け続けることにした。
その辺にあった木切れを切って金属棚板の上部から突っかい棒をした。

梁部分は長い棒で床から押し上げて支えた。
棚の使い勝手が悪くなったがこの方式なら、落雪の力を内部の棚板や床でで受けることになるので、強度はかなりアップされるはずだ。

あとは水漏れ対策だ。

作業中に屋根の一部に錆からきたのか、小さな穴が開いていることに気付いた。
雨漏れ防止テープの手持ちは無かったので電気用のビニールテープを屋根上から貼って、更に油性ペンキを塗った。

ただ、これだけが水漏れの原因とは思えない。もっと広い範囲で物が濡れていたので。
他にも穴が開いてないか探したけど見つからない。
そうなると、やはり屋根材の接続部が疑わしい。
屋根上の凹んだ部分に結構水が溜まっていたし、更に落ち葉なども積もっており、そうすると接続部分は鉄板の山を一山重ねているだけなので、そこから入り込む可能性もありそうだ。
今回持ち上げたことで、屋根上の水たまりはかなり解消されたかもしれない。また落ち葉が溜まったらどうなるか?とういのはある。

もう一つ考えられる侵入経路は、屋根の鉄板が凹んだことで、先端部分が上がり、流れ落ちるはずの水滴が屋根材の先端から裏側に回り込み壁の内側まで入り込むケースだ。

今回、内側で押し上げた結果、外壁との接続部分の隙間が広がった個所もあるので、その対策として、外の屋根材とそれを受ける外板の上部についている梁の間にビニールテープを貼ってみた。

明朝、川越に帰る予定なので、時間がなく、薄暗くなってからの対応だった。

ビニールテープは剥がれやすいので、次に来た時様子を見て、剥がれているようなら隙間にはコーキング剤を詰め込むことにしよう。
ともかく、せっかく物置にしまった物が水濡れしたのでは何のための物置かわからないので、水漏れだけは止まって欲しいものだ。

棚が一部使えなくなったこともあり、今後さらに何かの対策が必要かもしれないので、夏用タイヤは物置に入れないで、家の裏の軒下にブルーシートで覆って保管することにした。

 

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2018年11月03日