初めて見た草花・・・2020/4/29

那須滞在20日。
ちょうど周囲の木や草が冬から目覚める時期なので、毎日景色が少しずつ変わっていくのを実感出来ます。

外を見るのが楽しみです。
隣の敷地の桜の大木の花が咲きました。
見事なものです。

ウチの山桜も大きな木だけど、咲くのは5月になってからかなあ。 だいぶ地面近くの緑が増してきた感じがする。
中央右の背の高い木が山桜。

大きな木もいいけど、外に出て地面の草花の小さな花が咲いているのを見るのもいいものです。
数日前、妻がリンドウのような花を見つけたと言った。
リンドウは秋の花と思っていたので、ホントかなあ?と思いながら一緒にそこに行って見た。。

地面から直接花が咲いてるような小さな背丈だけど、花もツボミもリンドウそのものだ。
ウチの私道の入り口のところで、他にもいくつか同じ花やツボミがが見つかった。
その内一番大きなのを掘りとって杏の木の下の日当たりの良いところに植え替えた。
夕方には花がツボミに戻り、翌日,日が当たるとまた咲くという、のを繰り返す性質があるようだ。
ツボミと花と両方の写真を撮って、ネットの植物図鑑で調べたところ、「フデリンドウ」と分かった。


その翌日、今度は小川に近いところにあるカタクリの自生地を見て戻る遊歩道でまた小さな発見があった。
今の時期、スミレがあちこちに咲いているので、「ああ、ここにもきれいなスミレが咲いてるなぁ」と思ったけど、「エっ?、なにこれ?」と足が止まった。
葉っぱがヨモギの葉っぱのようにギザギザしている。
「何、これ?コマクサか?」とか思って、これも写真撮って調べる。
スミレはいろいろ種類が多いけど、多くは葉っぱが丸っぽくてハート型やスペード型だ。

ギザギザしてるという特徴で、「トサスミレ」と分かった。 更に花の色から、「ウスベニトサスミレ」だろう、ということになった。
(バックの緑色の大きな葉っぱはウバユリと思う。)

那須のこの地に通い初めて19年目になるのに、今まで気がつかずにいて、今回、2つ立て続けに見つかったことが、何だかうれしくなった。
地面にほとんど密着して咲いている小さな花だけど、この2種とも、色も形も可憐できれいな花だ。
もっと増えるよう、大事にしたいと思う。

一方、花が咲いて2週間ほど経つカタクリはもうタネが出来ている。
カタクリも妙な植物で、春早く雑木林の葉っぱが出ない内に花を咲かせて、さっさと実も実らせる。
若葉が茂って日光が地面まで届かなくなる頃には、カタクリ自身が消えてしまって、幅ひろく特徴あるカタクリの葉っぱは跡形もなくなってしまう。
繰り返される自然の変化から、暖かい時節が来ても、日光が自分に注ぐ期間は短いことを知っていて、さっさと子孫を残す作戦を実行してるようなのだ。




 

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2020年4月29日|記事のカテゴリー: 山の生活