那須高原もようやく春…17/4/17
那須に来て4日目。
食材を買いに那須街道にある道の駅とスーパーに買い出しに出かけた。
道の駅の桜は3分咲きぐらいだろうか。ここ数日の暖かさで開花したようだ。

道の駅の近くにあるスーパー「ダイユー」の駐車場からは那須連峰がよく見える。
今日は残念ながら曇りなので少し暗めだけど、残雪がまだかなりあるのが、景色としてはインパクトがある。

左の丸い頭が茶臼岳、その右の尖ったピークがあるのが朝日岳だ。
買い物から戻って昼までの時間、少し日差しも出てきたのでネコ達を外に出し、庭でのんびり遊んだ。
川越では外に出していないので、その分、こっちに来たときはできるだけ外で遊ばせてやりたいと思っている。

上:コユキ、 下:ハナ

ネコも基本的に自然が好きのようだ。
アンズの花が咲いた。
今日のところは25個。つぼみがまだその3倍ぐらいあるから全部で100個ぐらい咲きそうだ。
去年もそのぐらい咲いたけど、残念なことに、実は1個もつかなかった。

元々この木は川越の庭にあって、毎年ちゃんとアンズの実が成っていたものだけど、庭の改造のとき根元から50センチぐらいのところで切って根っこごと掘ってこちらに持ってきて植えたのだ。
それからもう10年以上経ち、枝もだいぶ伸びてきたので元通りに実をつけてくれてもいいのに、と思っているけどまだ1個もならない。
今の時期、花が咲いてもこの辺りはまだ蜂などの花粉を運ぶ虫が少ないからなのかもしれない。
ここ数日の暖かさでいろんな植物が芽を出しているので、虫も飛び始めるかもしれない。
14日に来た時からもう、ウグイスはちゃんと「ホーー、ホケキョ」と鳴いているんだから。
小鳥は冬、雪のなかでも飛んでくるからすごいけど、じっとして動かないイメージの植物の力も意外にすごいと思う。

ここで地面をみていると結構見かけるんだけど、枯れ葉を突き破って新芽が出てくるらしく、そのまま成長するとこんな形になることもある。
枯れ葉なんて軽いから下から新芽が押し上げれば葉っぱが持ち上がると思うんだけど、先端がそれほど鋭いわけでもないのに突き破るというのはどういう理屈なんだろうと不思議に思っている。
わずかな力だけど、ゆっくりゆっくり押し上げてくるので、葉っぱの方としては、「なんだか下から突き上げてくるけど、どのタイミングで上に逃げたらいいかなあ」なんて考えているんだけど、どこがその限界かわからないでいるうちに押されている一点の抵抗力が限界にきてベリっと穴を開けられてしまうのかなあ、なんて。
水仙は近くの家ではたくさん咲いているの見たけど、ウチのはまだ咲かない。
日あたり悪いからかも。
ヤマユリの新しい芽が出ているの見つけた。
去年咲いた花から出来たタネから芽吹いたもののようだ。

ドングリが割れて芽というか、根を出して地面に突き刺している光景も結構見かける。
生命力を感じる。

那須は自然豊富なのでよく観察しているといろんな発見があっておもしろい。
そして、春は着実に近づいているのがわかる。