ベランダ防水修理…17/4/16

去年の秋、業者に頼んで2階ベランダのアルミフェンスの工事をした。
支柱を支えている鉄骨が錆びて支柱がグラグラするようになったからだ。

支柱の取り付け部分を補強し支柱そのものを交換し、またフェンスの下のベース部分(笠木というらしい。アルミ製だけど)のカバーも交換してもらった。


グラグラになった原因は支柱の取り付け部分から水の侵入を防ぐのコーキングが長年の間に劣化し水が入りこんで基盤の鉄が錆びてしまったからだった。

問題はベランダフェンスだけではなく、駐車場になっている1階の天井板もダメにしていた。
鉄骨とコンクリートで出来たベランダの下には1階の天井板を取り付けるために木材で格子状の骨組みが作られている。
入り込んだ水が天井板を取り付けている木材を腐らせ、天井板そのものも脆くさせた。
ちょうどフェンスの下にあたる部分の天井はもろくなって穴が開いたり、カビが生えて黒く変色したりした。

 

それで、ちょうどフェンスの下に当たる部分の細長い領域の天井板も、内部の木材と共に交換してもっらった。
上の写真は張り替えてきれいになった状態。

これで1件落着と思いたいが、実はまだ問題があった。
ベランダに降った雨が流れ出るように、排水管が4か所ついている(上写真の細い柱の横にある塩ビ管)がその取り付け部に問題があった。

これは昨日、堆積した落ち葉やドロなどきれいに除いたあとの排水管の上部(ベランダ側)の写真。
ベランダはコンクリートだけでは水を通すので、上面はゴムのようなもので防水加工がされている。
詳しい工法は分からないので想像だけれど、防水塗料という固まるとゴム薄膜のようになる液体をベランダ全体に塗ってるものと思う。
排水孔の部分は鉄製の丸い金具がコンクリートにはめ込まれ、その外周の突起(矢印部分)まで覆いかぶさるように防水塗料を塗って金具と密着させてるのだろう。
水は8個ある切り欠き部分から内部に流れ込み下に落ちていく。

ところが写真で見る通り外周の突起と被膜の間にすき間が出来てしまっている。
建築から30年以上も経っているので無理もないが、平坦な部分と比べて形状複雑なので防水塗料が薄くしか付着してないなど一番弱い部分が風化してしまったのだろう。
この状態では、水は金具の外側にも滲み入って行くことだろう。

つまり、1階天井裏の木材を腐らせる水分はベランダの支柱の根本だけではなく、この排水孔部分からも入っていくのだ。
実際、これまでの経験で排水管のまわりの天井板が最も痛みがひどく、内部の木材もボロボロに腐っていることが多かった。
小鳥やスズメバチが入り込むので、今までに自分で何度も穴塞ぎをやってきたので、わかるのだ。

去年の工事屋さんにはこの部分の修理をお願いしてなかった。
フェンス屋さんとしては専門外だし、こういった工事は防水屋さんという専門業者が居ることまでは調べてわかった。
予算の都合もあるので、ここは自分でやってみようと思っていたのだ。

それで、昨日と今日の2日かけて4か所の排水孔の防水工事をやってみた。

鉄だけでなくプラスチックやゴムにも使える塗料を買って持ってきたので、まず、それをべったり塗れば直るんじゃないかと思った。
塗料を塗るには下地をきれいにしないといけない。
でも、この形、場所、取り外せるのは上に乗ってる穴空いた円盤のみ。
肝心の鉄とゴム(実際にはゴムではなくプラスチックの一種と思うが便宜上ゴムと表記する。以下同)の接続部分はあんまりきれいにはできない。
砂粒や錆の細かい粉は自転車の空気入れ持ってきて風圧で吹き飛ばし、それから、濡れ雑巾でゴシゴシこすった。

そして塗料をべったり塗ってみた。

 

青い矢印のあたりは隙間がほとんどなかったのでうまくいっている。
黄色の矢印のところは大きなすき間があったので、ドロっと濃い塗料を塗り付けた。
そのときは「すき間」が消えるんだけど、少し時間を置くと塗料の流れて行ってしまって、また「すき間」が表れてくる。
何度か繰り返したけど、ダメだ。
水と同じで下に流れ落ちていくのだとするとキリがない話だ。

塗料でだめなら、もっと粘度のあるコーキング剤を使うしかない。
物置に半分ぐらい残っているコーキング剤があった。
マイナスドライバー使って隙間にすりこんで全体的に隙間を塞いだらこんなになった。

もう、見てくれよりもまず防水効果だ。
少し乾いてから最初に使った茶色の塗料塗ればあまり気にならなくなるかもしれない。
これで水もれは万全と言い切る自信はないが、まあ大きな部分はしっかり塞げたような気はしている。

昨日、3か所やり終え、今日、残った1か所も終えた。
最後の場所は200ℓの灯油タンクが置いてある下なので、非常にやりにくかった。

これで、一つの懸案は片付いたと思えたが、新たに別の問題に気づいてしまった。

灯油タンクとその台がずいぶん錆びている。

4本の足の内、3か所の受け皿がすでに錆びてほぼ消滅してしまっている。

足そのものの下部も相当錆びている。ボロボロだ。
タンクの下部もしばらく見たことなかったけど、ずいぶん錆びていている。
この辺は温泉地なので、時々火山性のガスが流れてくる。 金属類は錆びやすい。
車のエンブレムなんか、クロームメッキしてあるのにすぐ黒ずんでくる始末だ。


灯油がまだ25ℓぐらい残っているが、これから、少し寒い日があったらストーブ焚いて使い切ったうえで錆落としをやってみて交換が必要かどうか慎重にチェックしないといけない。

ちょっとした地震などで足が折れてタンクがこけたら、配管が外れて灯油が漏れ出す可能性もないではない。

やれやれ、やるべき課題は次から次と絶え間がない。
まあ、楽しみながらこなしましょう。

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2017年04月16日|ニュースのカテゴリー:山の生活, DIY