軒天にも換気扇…18/2/1

屋根裏の結露対策として、ベランダ上の軒天に換気扇を設置することにした。

問題の4畳半の部屋の天井に既に45x45センチの穴を2つ開けてしまい、片方には換気扇を設置したが、恒久策としては外気を吹き込むのが良いと考えた。

換気扇をよく見て、カバーを外したら下からねじ止めで取り付けられるとわかった。
まず、本体部分が入る部分29.5x29.5センチの穴を開けた。
見えてるのは折板屋根(鉄板)の裏側。

天井板はケイカル板(ケイ酸カルシューム板)のようだ。
燃えにくい素材のひとつだけど、石膏ボードよりずっと強く固い。

室内の石膏ボードはカッターで何度か筋をつけて切ることが出来るけど、ケイカル版はそうはいかない。
昨日、ドリルで穴開けてみて結構固い材料だな、と思ったのだった。

電動丸ノコを上向いて使って切ることにしたけど、脚立の上での作業なので十分な体制というわけにはいかず、目の位置も斜めから見ることになるなど、作業の精度は落ちる。
切りくずが頭上から目や口に落ちてくるので、防塵眼鏡を掛け、マスクをし、帽子をかぶって作業した。

眼鏡は曇ってくるし、切りくずを吸ったら健康に悪そうなので、マスクしてるとはいえ呼吸を止めて少し切っては中断してゴミの舞ってない方に顔向けてスーハーと息をする始末。
首は痛くなるし切削方向はずれるし、大変疲れる作業だ。

切り過ぎてブカブカにしてはいけないので、どうしても小さめの方にずれるので、後で削って修正するのにも時間を取られた。

換気扇の後ろ側がこの穴にスッポリ入ることを確認したうえで、補強のため4辺に木の板を入れた。

そして、換気扇の枠をこの木まで届く木ネジで下から止める。

4辺の中央部に穴があいていたので、これを利用した。
止める前に電源コードは天井裏で室内側に通しておいて、あとで、室内側の天井裏でタイマーから繋がるコンセントに差し込む。

また、この換気扇は台所用もので、紐を引いたとき裏側のシャッターが開く仕掛けになっているけど、この使い方では紐は使わないので、最初からシャッターが開いてる状態にして取り付けた。
これで、換気扇を回してないときでもここから外気の出入りはあるので、今までよりは屋根裏の通気性は良くなると思う。

と、ここまで書いて、まずいことを思い出した。
去年の7月、那須別荘の台所の換気扇から小鳥が入ってコンロ上のフード内に巣を作っていた事件があった。

結露対策に集中するあまりうっかりしていたけど、同じことが起こりうると思う。
ファンが回っていないときもシャッターが開いていれば、天井裏に鳥やネズミが入る可能性を否定できない。
本当は電源を入れたときに自動的にシャッターが開くオートシャッタータイプの換気扇を買っておくべきだったのだ。

今更遅いので、この換気扇を覆うようにネットを張ることで対処しようと思う。
網戸用の網では耐久性がないので、那須と同様ステンレスの金網を張るのが良さそうだ。


枠がしっかり取り付けられたので、ファンと前カバーを付けて今日の作業はこれでおしまいにする。

先ほどまでは、対処が面倒で気の重い仕事が終わっていい気分になっていたけど、この換気扇の前に金網を張るという新たな宿題を背負うことになったので、解放感は少ししぼんでしまった。
あんまり不細工にはしたくないので、どういうやり方がいいのか、また悩まないといけない。


この後の課題は、

1.人が住んでいる隣との壁を抜いて廊下でつなぐ
2.水道を一本化し、片側の経路から2軒に供給する
3.電気も同様に一本化する。
結果として、2階全体(2軒分)を1軒として使えるようにするのが、目的。

これらは外注することにして、すでに見積もりを依頼済だ。

なので、自分でやる作業の残りは、トイレ前から旧風呂場の4平米ほどの床にソフトカーペットを貼ること、結露で汚れた4畳半の壁紙の一部のやり直し、と先ほど気付いた換気扇前に金網設置ぐらいになったので、気持ちはやはり軽い。

今回、いろいろ体験して一般的なリフォームのやり方にはかなり自信が出来た。

外注予定してる分も時間を掛ければ自分でも出来ると思うけど、人が住んでる場に入り込んで作業する場合は、やはりテキパキ迅速に進めないと、「なにをぐずぐずやってんだよ」ということになるので、その辺が素人作業の限界があるようだ。

自分の場合は現場を見てから「さて、これをどういう風にやろうか?」と手法や手順を考えるところが楽しいし、それから材料を買ってくるということになるので、時間がかかる。
趣味だから、楽しくやって達成感得られれば満足ということなので、まあムリに自分で全部やる、と考えない方がいいと思っている。


ところで、今日作業が終わって帰ろうとしたらすでに雨が降っていた。
バイクに雨具を積んでるのでそれを着ていけば問題ないと思っていた。
シートを上げて雨具を取り出そうとしたら、「無い」。

夜には雪に変わろうかという冷たい雨が落ちている。

「うーん、雨具どうして無いんだろう? 入れてたはずなんだけど」

幸いまだ小降りなので、早く帰った方がいい、と判断してそのまま走り出した。

走りながら考える。
どうやら、暮れに川口まで古いバイクでこのPCX150を引き取りに行ったとき、雨具をこちらに移すのを忘れたようだ。

物忘れは時々するけど、この程度の被害で済んでいるから、まだいいや、と自分を慰めるしかない。

 

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2018年02月01日|ブログのカテゴリー:DIY