浸透槽の詰まり対策1…18/7/27

前回、生活排水を浸透槽に集めて山中に浸透させている那須のわが家のシステムに問題が発生していることに触れた。

目詰まりしたようで浸透しなくなり、槽の上の淵から溢れ、流れ出したのだ。
とりあえずの対策として、お風呂場の残り湯を洗濯機に汲み入れるときに使うポンプを買って水を汲み上げてみた。

淵から流れ出ても、ポンプで汲み上げても少し離れるだけで、山の土の表面に排水をしみ込ませることは変わりない。

しかし、このまま冬になったら、どうか?
浸透槽の上の方の水が凍ったら洗濯機の排水が流れ込めずに逆流するのではないか?

そうなったら大変だ。冬が来る前に何とかしないといけない。

また、洗濯機用ポンプは力が弱いので、槽の中の水をどんどん吸い出して、水面が下がっていくと水流が弱ってくる。
上から2m越えたあたりで水はもうほとんど上がって来なくなることも分かった。

別のもっと強力なポンプを使う手もあるけど、今日もっと原始的な道具を作ってみた。

塵取りに長い棒を針金で縛りつけたものだ。

上から棒で吊り下げて水を掬い、棒を手繰って持ち上げる。
そのとき、水が入るように角度をつけた。

浸透槽の底に近くなって長年の沈殿物がドロドロになっている。

匂いもあるので、その辺にぶちまけるわけにもいかないと思い、汲み上げた泥水を捨てる穴を掘った。

今日はとりあえず、この塵取りで10杯ほどすくってここに流し込んだ。

ヘドロまではいかないが、やや泥混じりの水という状態だ。

浸透槽の底部にはまだ1m近く泥があるらしく、重労働だけど、あまり暑くない日に出来るだけ汲み上げてみようと思う。


ネットでいろいろ調べて、こんなやり方もあるという一つの構想をまとめてみた。

1.コンクリート製の浸透槽の横の一部を1mぐらい掘って、そこに直径5~6センチの穴を開ける。

2.そこから浸透パイプというあちこちに穴の開いた太さ10センチ長さ6mぐらいのパイプをつなぐ。

3.浸透パイプをセットするための横溝を深さ80センチ、横幅80センチ、長さ6m掘る。

4.下に荒砂を敷き、透水シートを敷き砕石を乗せる。

5.その上に浸透パイプを置き、周りに砕石を入れて囲む。

6.その外側を透水シートで囲んで、最後に土をかけて完成。

まあ、これ以外の方法も考えながら、材料の量や調達先なども調べてみよう。


台風が近づいているようなので、浸透槽に雨水が入るとそれだ汲み上げる量が増えるので、ブルーシートで覆っておいた。

 

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2018年07月28日