浸透槽の詰まり対策4…18/8/14
今日はいよいよコンクリートの浸透槽に横穴を開ける段階。
しかし、食料が無くなってきたので、朝一番でスーパーに買い出しに行くことになる。
お盆休みなので、那須には観光客がたくさん来ていて道路が混んでおり出来ればこの時期あまり車で出かけたくないんだけど、食べるものが不足するのはもっと困るので、果物が安い八百屋さんと、いつも利用しているスーパーに行ってくる。
作業は10時半ごろから始めた。
蓋に腹ばいの姿勢で、と昨日は考えていたけど、現場を見たら足元を少しだけ広げると溝の横に腰掛けて作業できるようだ。
ブルーシートを敷けば作業衣を極端に汚すこともなさそうなので、この体勢で行くことにする。
生活排水は毎日相当量ここに溜まってくるので、工事が完了するまでは毎日ポンプで排出しないといけない。(水色のビニールパイプ)
今日の作業は、左足のつま先あたりの左側にタガネの先を当てて、その頭に右手に持った金づちをひたすら叩きつけること。
「カンカンカンカン」と音が響く。7~8回ごとに一呼吸置いて、また叩き続ける。
コンクリートは硬い。 目に見える成果はなかなか出ない。
写真の少し窪んでいる状態は30分ぐらいやって一休みしたときの様子だ。
何100回か叩くうちには手元狂ってタガネを持つ左手人差し指のつけねあたりを叩くことも起きる。
そんなことが数回あったので、夜になっても赤くなっていて少し腫れてるようだ。
午前中いっぱいやっても壁の厚さの半分までも行ってない。
まあ、気長にやってればいずれ穴はあくのだとうと、思ってはみたが、午後から作業開始しても一向に先が見えない。
この作業、腰掛けた姿勢でやっているけど、腕だけではなく結構足腰に疲れがたまる。
上半身が前かがみになっているので、右手のハンマーを打ち付ける度に両足にも力が入ることになってるみたい。
午後からしばらくやって手も疲れてきて一休みしたとき、これは今日中には終わらないな、と思った。
こんなに生産性の低いことなら、もうやめて一度川越に戻ってハンマードリルなどちゃんと道具をそろえてから再チャレンジすべきかな、とも考えた。
使っているハンマーも大工仕事の釘打ち用なので、あまり力が入らない。
川越にはもっと大きく重いハンマーもあるしなあ、なんて、弱気が出てきた。
そんなこと考えながらも、ま、もう少し続けてみようと頑張っていたら、感覚的にはもうそろそろ貫通するんじゃないか、と感じが持てるところにきた。
一呼吸おいて、思いっきり叩いたとき、ポカっと1センチぐらいの穴が開いた。
そして、かけらが向こう側の水の中に落ちたらしく「ポチャーン」と水音がした。
そうなると後は早い。穴の周囲を集中的に攻めて直径4~5センチぐらいまで広げることが出来た。
形がいびつでも気にしない。
塩ビパイプの直径は7.5センチだけど、その大きさがなくても問題はない。
この浸透槽への入力側も見たところ、この程度の穴しか開いてないようだから。
ここで、温泉に行く時刻3時になった。
一旦はあきらめかけた穴あけができたんだから、今日はここまでにしよう。
毎日定刻に地域の人たちが管理している温泉に入れてもらっている。
戻ってきたら、冷えたスイカを食べるのが最近のルーティンになっている。
ルーティンはよほどのことがない限り、守った方が無難だ。
ただ、パイプを置いたら「どんな感じなのか見たい」と思ってこの穴に合わせてとりあえず置いてみた。
おお、いい感じじゃないの。
適当に開けたのにピッタリだ。
あ、そうそう、こ作業場所に午後からは、太陽の日差しが当たって暑くてやってられないので、傘で日陰を作ったら、ベリーグッドでしたね。
で、温泉で汗を流して着替えも終わったんだけど、セメントに水混ぜてつなぎ目の周りにこすりつけるところまで今日中に終わっておけば後が楽だなあ、と思ったので、もう一汗かく作業をやってしまいました。
まず、仮置きのパイプにもう1本つないで、高さなど位置決めもざっと済ませた。
ちょっと曲がっているけど土掛けちゃえばわかんないから気にしない。
つなぎ目から水が漏れたとしても、どっちみち地面に吸収させるための装置だから問題ない、ということ。
だから、接続部分に接着剤も塗布しない。
次にインスタントセメントに水を加えて練ってモルタルを作ってパイプの取り付け部に塗り付けた。
流れ落ちないようにありあわせの木の板で型枠代わりにしてちょっと抑えておいた。
1日経てば大体固まるので、パイプが動くような力が掛からないように気をつければ掘った土を埋め戻すことも可能でしょう。
それでこの仕事は完了となる。
こんなことやってたら、また汗かいてしまってせっかく温泉に行って流してきたのが台無しになった。