洗浄トイレ用止水栓交換トライ・・・20/05/19

これは意図通りに工事が完了できなかった事例です。

3月に那須の家の2階トイレの温水洗浄便座を交換したとき、そこに設置してあった止水栓が機能しないことに気付いた。
(矢印がその止水栓)
マイナスドライバーで回すタイプだけど、いくら回しても何の手ごたえもなく、水の停止も出来ない。
普段使うことはないんだけど、便座の水の入り口に網が設置してあって、その部分を清掃するときや、冬季に便座内の水抜きを完璧にやる場合はこの止水栓で水を止められれば、便利ではある。
家の外にこの洗面所とトイレのための元栓が設置してあるので、そちらで止めれば対応は可能だ。

しかし、設置してある設備が機能しないのはいざというとき余計な手間がかかることにつながるので、直しておきたいと考え、手で回すタイプの止水栓を購入した。

上部のネジ穴に便座に向かう自在管をつなぎ、左のつまみを操作してこの自在管への水の通路を開閉できる。

古い止水栓を外し、新しいのと交換すれば、いいはずだ。(ちょっとピンボケで失礼)
床から立ち上がっている給水管の中間にこの分岐部品(チーズ)が組み込まれていて、上に行って貯水タンクに入る。
中央に見えるパイプ穴に便座につながる自在管が接続してあったのを外した状態。

新しい止水栓をここに被せてねじ込もうとしたがら、ナント、入らないではないか!
水道関係の部品はそれ相当の規格があって、一般家庭用であればネジはちゃんと合うものと思っていたので、ちょっとショックだった。
何度試してもどうにも入らないので、とりあえず元に戻すしかない。

しかし、古い止水栓を外すとき、ここに組み込まれていた丸いゴムパッキンがこびりついていて、止水栓を引っ張ったら1ヵ所切れてしまうというトラブルがあった。
年数が経っているので、かなり劣化していたようだ。

手持ちのパッキンに同じサイズの物はなく、そのまま古いパッキンを使うしかないので、多少の水漏れは覚悟して元に戻した。
ボルトを思いっきり強く締めたので、思ったより水漏れは少ないので、助かった。

下に漏れた水を受ける花瓶を置いて、とりあえず、次の手を考えることにする。

ここまでが一昨日の作業で、その後、対応策を考えた。

水用パイプの接続時、ネジ部には平行ネジとテーパーネジという2種類があることはある程度知っていた。
オネジの場合で、平行ネジは先も元もネジの径が変わらないもの、テーパーネジは先端はやや細くて、だんだん径が太くなっていくものだ。
メネジもこれに対応した形になっている。
ほぼ、同じサイズなのに、ネジがはまらないというのはこの規格の違いなのではないか?と考えた。

ネットでいろいろ調べていたら、この平行とテーパーを変換するアダプターが見つかったので、多分これで問題は解決するんだろうと、考えてこれを注文した。

中1日置いて、今日、そのアダプターが届いた。(写真 右)
アダプターのオネジはテーパーネジで止水栓のメネジにピッタリねじ込める。
アダプターのメネジは平行ネジだ。

これが、床から立ち上がっている給水管の分岐(チーズというらしい)のオネジとマッチすれば問題解決だ。


早速やってみた。

ハっ、入らない!

なんてことだ。
旧止水栓を外したものがこれ。
上のナットで給水管のチーズの横ににねじ止めするんだけど、中に入っていたパッキンのサイズは外径23ミリぐらいだ。
この部分だけ、ひとつ大きいサイズの規格適用されてる部品なんだろうか?
きちんと測っておけばよかったけど、あきらめてすぐ元に戻したので、今回の計画は失敗に終わったということで、一件落着。

ただ、改善点は一つあった。
3月、便座を取り付けたときは、冬場の水抜き時、給水管に水が残るのを嫌って、取り付け部より上に管の山が行くようにしたため、タオルと干渉することになって、手拭き時ちょっと邪魔だった。
今回は、分水用チーズの角度を変更したうえで、給水管をタンクの下部を通るように変更し、タオル前に空間が出来たのが良かった。 自在管は下に弧を描くことになるので、冬季も水が残ることに多少懸念はある。 ただ、家を空ける際は、温水便座の電源を入れたままにするなどの対応をしており、最近の温暖化などの傾向もあるので、トイレ室内の気温が0度を多少下回ることはあっても、自在管の凍結破損まではいかないんじゃないか、との判断をしている。




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2020年03月22日|ブログのカテゴリー:DIY