軒天の穴ふさぎ・・・21/5/11

前回那須に来た4月下旬、川越に戻る前日の午後に軒天に穴が開いてることに気付いた。
家の北東の角付近と,北側の台所外の2か所。

小鳥が巣作りを始める時期なので、天井裏に入り込まれてバタバタ騒がれても困るし、スズメバチに巣を作られたらもっと困る。
簡単に塞ぐ方法として、プラスチックの薄い板を両面テープをつけて、下から長い棒で押し付けてみた。
これはその時の北東部の補修直後。
その横に別の割れが伸びており、修理箇所を支える力が元々不足状態だったようだ。

一方、北側の補修は適当なプラスチック板がなかったので、要らないCDを楕円形に切って両面テープで貼ってみた。
ハシゴの上で右後方上の難しい体制での作業だったので、ちょっと角度がついてしまった。

CDの中央に穴が開いてるのをテープで塞いだのが白い四角が見える。
その隣の木の板は何年か前に修理したもの。こちらは木ネジでしっかり止めてある。

2階建てといっても天井が普通よりも高い家なので、軒天の修理を自分でやるのは結構難しい。
高所での作業は片手しか使えない場合もあり、見栄えを気にしてる余裕がなく、とにかく穴だけは塞いでおきたいということで、よく見ると材料も仕上がりもまちまちでひどいんだけど、まあ、しょうがない。

ところがCDの重みを両面テープの粘着力だけで繋ぎ止めてるのは無理だったようで、翌日朝には落ちていて修理は失敗っだった。

そして2週間後、那須に来てみたら、北東部に貼り付けった物は着いてはいたが、状況はもっとひどくなっていたのだった。
軒天の材料は不燃材として一般的なケイ酸カルシウム板のようだけど、折れたらあっさり離れる性質なのに何とかくっついてるのは、前回両面テープでプラスチック版を張り付けてたお陰と思われる。
強い風や、地震などあったら、この部分が落ちて、修理前より大きな穴になってしまう。
そうなる前に、木ネジできちんと止める、のが今回の一つ目のお仕事。

ここは、2階ベランダの北東の端からちょっと外にあり、ベランダに脚立を置いても手すりから身を乗り出さないと届かないので、作業は無理だ。
外の地面からハシゴを掛けてやるしかないようだ。

ハシゴを掛けての高所作業を安全にやるに工夫が必要だ。
今までの経験上、上半身、特に胸辺りまでをハシゴに持たせかける姿勢を取れれば、両手を使っての作業が不安なく行える。
修理箇所が、自分の顔の前に来て且つ手が届くような位置関係にハシゴを掛けるにはどうするか考えてみた。
北東部の修理箇所の下はベランダがあって、そこに灯油タンクが設置されている。

灯油タンクの上面と手すりの高さを木の板を置いて合わせ、その上に脚立を置いてみた。
脚立が動かないようにロープで手すりにしっかり縛り付けた。

脚立の一部を北側に手すりより外にはみ出させて、ここにハシゴを掛けることにする。
外から見るとこんな感じ。


地面に板を敷いて補強し、ハシゴを立て掛けた。

これで、比較的安全に修理作業が出来ることになった。
折れて垂れ下っている部分を木ネジで止めればいいんだけど、内側にその木ネジを受け止める桟のような木部がないといけない。
この場合では、ちょうど縦に割れている割れ目の辺りに木の角材が通っている。
垂れ下ってる部分を押し上げて、2ヵ所止めることが出来たが、折れた部分はいつ離れるか分からない。
その内側には木の桟など何も通ってないので、木ネジで止めることは出来ない。
少しでも強度を上げておきたいので、何かないか?と考えて、台所の流し台のつなぎ目などに貼るアルミテープを見つけた。
粘着力も結構ありそうなので、とりあえず、これを貼っておくことにした。

不揃いでみっともない貼り方だけど、こんなとこ、誰も見上げないから、これで、良しとして、次に移る。

家の北側、台所の外にベランダがあるけど、その端から1mほど外れた位置の天井に穴が開いている。 。
これまで、何度もあったけど、小鳥が嘴で突いて開けた穴のようだ。
軒天の何か所かある穴あきボードが狙われるのは、穴に足の爪を引っかけてサカサマにブラ下がってつつくのだろうと推測している。
ここも脚立を利用して、ハシゴの位置を調整することにする。
7段の脚立を伸ばしてハシゴ状にしてベランダの壁に斜めに置く。

ベランダの下側に排水の穴があいてるので、ここを利用してロープを通し、脚立を固定する。

ハシゴを掛けて自分が乗ると脚立を押す力が働くので、あり合わせの木材やモップの柄を使って押さえとした。

内部の準備が出来たところで、外に回ってハシゴを掛けた。 ちょっと傾斜がきついかな?。

脚立との接続部をロープでしっかり結び付ければ、ハシゴが後ろに倒れる心配は無い。

最初に上がるときと、最後に結んだロープをほどいてから降りるときに十分気をつければ、ハシゴの傾斜はきつい方が重力がまっすぐ地面に向かい易いので、揺れは少ないし、仕事もし易いと自分は思っている。
ハシゴから自分が落っこちないように安全ベルトのロープをハシゴの一番上のバーに巻き付けてセットしてから作業に入るようにも習慣づけている。
準備に十分時間を掛ければ、後は慎重に実行するのみ。
で、もう一つ、準備をした。

両手が使えるといっても、高所では、地上と同じように出来るとは限らないので、穴塞ぎに使う不燃材の板に木ネジを少しねじ込んで持っていくことにした。

ハシゴを上がって、中央付近のネジをドライバーでねじ込んだ。
ちょっと手応えがない気がした。
一応左手を板に添えて、次のネジを締めようとドライバーを放した。

ちょっとした手違いで、板を抑えていた手の力が緩んだか?
取り付けるべき板が手から滑って地面に落下した。
不燃ボードは重いし、脆い。
割れてしまった。

疲れがどっと出た。
ちょうど、温泉に行く時刻でもあったので、11日の作業はここで打ち切って、続きは翌日にすることにした。

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5月12日、朝食後、コーヒーも飲まずに、昨日の作業の続きに取り組む。

穴塞ぎの材料を合板(ベニヤ板)に変更した。(白い方は昨日落として割れた不燃ボード)
軒天に開けられた穴の周辺の板が脆くなっていて、木ネジを捻じ込んでも抵抗が弱く、ズブズブ感がして、重い不燃ボードを支えきれないと判断した。
穴から離れた健全な木部にネジを打ち込むために板の幅も広げた。

今度はちゃんと塞げた。

一旦、降りて白いペンキが少し残っていたので、これを持って上がり、塗った。
ハシゴも脚立も撤去した。
手が届く範囲で周辺もすこし塗ったけど、もう少ししっかり塗りたかった。

まぁ、これで前回からの懸案が終わってホッとした。

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以上の仕事とは関係ないけど、那須の駐車場の片隅に長年置き去りにしていたコンクリートミキサー、もう使う予定がないので処分することにした。

この駐車場の地面をコンクリート化するためにネットで購入したものだ。
一度川越にも持っていって、向こうでも使い、また持ち帰って保管していた。
ネットで調べて、午後、金属類を買い取ってくれる那須塩原市にある会社に持っていく。
車の後ろに載せようとして、足がつかえて入らず、錆びたボルトを2本緩めて足部を外し、やっと収めた。
ついでに、エアコンの室外機の台など不要な鉄製品も一緒に持って行った。
売却価格\1,600




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2021年5月11日|ブログのカテゴリー:DIY