現在20歳と8カ月になるネコのコユキ
2～3年前から足腰が衰えて、歩いていて足がヨロッと崩れそうになることが度々だ。

それに加えて、この夏ごろから目が衰えてきたようで、ネコなのにちょっと暗いと見えないようで、部屋の中を歩いていて、壁や椅子などにぶつかるようになった。

夜中にトイレも見つけられないようだったので、ネコ部屋の照明を夜通し点けたままにするようにもした。

目はしっかり開いているけど、最近、視力は益々衰えてきて、昼でもほとんど見えてないように見える。
何度も壁に頭をぶつけながら、同じところをグルグル回るような行動をよくする。

病院に連れて行くのべきなのかもしれないけど、ネコにとっては病気を治すためだからといって嫌なこと、痛いことは我慢出来ない。

数年前、コユキは左耳が腫れる病気に罹り、注射や針で縫うような経験をし、すっかり病院通いに拒否感を表現するようになった。


人間に換算すれば、既に100歳を越えてるらしいネコなので、嫌がる病院に連れていくことはせず、出来るだけ介護と保護を尽くして天寿を全うさせてやろう、と我々夫婦間では決めた。

年をとるということは、次々にあちこちに不調が出てくるのはネコも人間も同じようだ。

コユキはトイレの砂の上にしゃがんでも何も出せないことが増えた。
すっきりしないから、何度もトイレに通うようになった。

ネットで調べて油を飲ませると改善すると分かり、オリーブオイルをスポイトで口に流し込んだら、確かに効果があった。


ネコにとっては違和感があるので、嫌がるのだけど便秘で苦しむよりはマシだろうと考えて、 1日1回、ここ半年ぐらい続けてきている。
しかし、効果は次第に限定的になってきた。

食べる量も少ないし、飲む水の量も少ないからなのかもしれない。
コユキは水よりもお湯の方を好むので、いつも食べた後は湯をあげているけど、ぺちゃぺちゃと舐めてるだけでなかなか減っていかない。
人間のように上向いて口に流し込むような飲み方は出来ないんだからしょうがないんだけど。

今日はいつにも増して便秘の度合いがひどかった。
朝から、何度もトイレを探してうろうろ歩くので、その度にトイレに誘導してあげるんだけど、
一旦トイレの中に入ってしゃがむけど、しばらくして出てきてしまう。
何も出せてないので、トイレの外でまたしゃがんだりしてるけど、それも空振り。

そんなこと、何度もしていて、夕方5時になってしまった。
流石にこれはちょっとまずい、と思った。
前にお世話になった近所の動物病院に電話したら、すぐ連れてきていい、とのことなのでもう暗くなっていたけど、連れて行く。

コユキは病院嫌いだから、連れて行くため毛布で包んだ段階で大騒ぎを始めた。
病院に着くと一層大声で泣く。

動物病院は夜なのに結構混んでいた。
外にも椅子を並べてあった。
他の犬、ネコはおとなしくしてるのに、ウチのコユキだけギャーギャー騒ぐので、抱いてあやしながら、外で待つしかなかった。

病院の先生は慣れたもので、ネコのお尻の辺りを指で押したりなどしていて、しばらくして一塊の便を押し出した。
この間、もちろんコユキは大騒ぎだったが、毛布で体を包み抑えて先生に協力するのが、自分の役目だったので、かわいそうだけど、そうやって早くすっきりさせることを願った。

これはもちろん、その時の写真ではない。
会計を終えて自転車の前かごに乗せて家に帰ったときはだいぶ静かになっていたので、ホッとしたけど、またしばらく抱っこされるのを嫌がるようになるんだろうな、と思ってちょっと寂しかった。

里の暮らしひとつ前の記事へ　　　次の記事へ　　このページの先頭へ
ネコ関係　　一つ前の記事へ　　　次の記事へ