この夏、スイカ大豊作・・・22/9/1

家の裏に小さな畑があって、季節の野菜など作っている。
今年はスイカがかなりたくさん採れているので、スイカを中心に畑の様子をまとめてみた。

我が家はスイカが大好きで6月にお店でスイカが手に入るようになった時から、ほぼ毎日スイカを食べている。

自分の畑で今年最初の収穫は7月21日で、この日から8月末までに、順次13個収穫して食べた。
この他に腐敗したり、虫に穴開けられて侵入されたりして廃棄したものが8~9個ある。
その多くはほぼ完熟していて、自分で丹精こめて育てたものだけに非常にガッカリした体験だった。

実は、去年までに自分で植えてもいない小玉スイカが畑で勝手に芽を出して、実をつけて、それなりに食べられるスイカが実るという経験をした。

台所から出たゴミをコンポストで堆肥化して、畑の土に混ぜるということをしているので、そこにあったタネが芽を出したらしい。

これに味をしめて、去年食べた小玉スイカのタネを保存しておいたのを今年4月末にポットに蒔いた。
これは、5月4日に2つだけ芽が出たまだ双葉の状態。
右上に見えるのはこれもタネから作ったサニーレタス。


これとは別に妻が「一坪スイカ」という苗を1本買ってきたので5月4日に畑に植えた。

立派な苗だ。
春ダイコンを植えていた畑で、周りにまだ何本か残っている段階だった。

自分で作った苗は8本だけ芽が出て、まだ双葉だけだけど、スイカにとってはポットが小さすぎるようなので、5月7日に畑に植え替えた。

5月31日、やっとこの大きさに育った。

6月20日、少し前からスイカの花が咲き始めている。

ユーチューブで「スイカの育て方」など見て毎朝、人工授粉をしてるけど、うまくいかないケースが多々ある。
小さなスイカの形をした雌花が、授粉出来ないと黒くなって落ちてしまう。
いくつかは実が育ち始めているのもあるが、蜂など虫が仲介したものもあるようだ。

狭い畑だけど、スイカ以外にも枝豆、ネギ、トマト、モロヘイヤなども育てている。
7月2日、南側の小さな畑に植えたミニトマトの実が色づき始めた。

7月4日、ここ10日間ほど雨がないので、毎日、畑の作物の根元に水やりを続けている。
数えてみたら10個ほどのスイカが成長段階に入っている。

小玉スイカは授粉後35日が標準的な収穫日というので、棒にガムテープ貼ってマジックで授粉日を書き、スイカの横に立てておくことにした。

この時点である程度育ってしまっているのは、推測で日付「6/30」とか書き込んだ。

7月6日、この時期はトマトや甘長トウガラシなどが1日おきぐらいによく採れる。

スイカも1日ごとに大きくなっていくのが分かので励みになる。
毎日畑を見回るのが楽しみだ。

7月7日、コンポストの横に勝手に芽を出しているスイカに気づく。

シュンギクを植えていた畑が空いたので、せっかく出てきたスイカを生かしてやろうと、植え替えて、肥料と水をあげた。
時期をずらして追加のスイカの実が1個でも出来たらいいなぁ、という気持ち。

後日確認したら、このスイカもちゃんと枝葉を伸ばして成長していった。
スイカって結構生命力強い。

7月13日、昨夜久しぶりに強い雨があった。
「一坪トマト」の葉に泥はねがあったので、水で洗い流しておいた。
葉っぱに泥等つくと病気になりやすいと聞いたことがあるから。

7月16日、枝豆もスイカも順調に育っている。

畑の畝間の雑草がひどいので、草むしりをした。
汗かくと、やぶ蚊が寄ってくる。
一応、虫よけ対策はしてるけど。

その後、スイカ畑に追肥もやる。


7月21日、小玉スイカの初収穫。(写真なし)
授粉日の表示からは25日ぐらいしか経ってないけど、6月分の表示はいい加減だったので、正確には分からない。
買ったスイカも無くなっていたので、ダメもとでとりあえず1個採ってみたかった。

冷やして夜のデザートにする。
良く熟してて、十分おいしかった。

7月24日、2つ目のスイカ採ってみたら、なんと下側に穴が2つも開いていた。

これには参った。
切ってみたらこんな感じ

よく熟していたのに悔しいけど、虫が中身を食ったような空洞が出来てるので、そのまま廃棄処分するしかなかった。

他のスイカはどうか? と全部チェックしてみたら、他に2つダメなのか見つかった。
その内の一つがこれ。

もう一つはこれ。
こちらは傷が浅そうだったけど、切ってみたらやはり内部が傷んでいて廃棄した。

ショックだ。
何がいけないのか?

調べてみたら原因はいろいろあるようだ。
畑の土が乾燥し過ぎないよう、黒のビニールで覆う黒マルチしてる。
そのため、
1.スイカの皮がマルチにピッタリ張り付いてしまって、皮が呼吸できなくて腐ってしまう。
2.そういう事態を避けたいと、雑草をむしったのをその間に挟んでおいたら、(生の草だったので)その草が腐って、スイカの皮に伝染してしまう。

6月末から7月には非常に暑い日が続いたので、
3.日差しが実の部分に当たり過ぎると内部の水分の温度が上がって、組織が死んでしまい、腐敗する。
4.土の上に出来てしまった実が、重くなるにつれて密着し、やはり呼吸出来ない皮が弱って、虫が侵入し易くなる。

5.鳥がつついて傷つける。(これは上側の被害だから、今のところ発生してない)
ダメになった3個の事例をみると、それぞれ違う原因のような気もする。

この後、こんなことが起こらないよう、毎日スイカを見回って、持ち上げて下側をチェックし、少し回転させて戻す、とか
やっていたが、下側の地面と接触部分が問題なので、何かないかと考えて、
7月24日、こんなこともしてみた。

接触面に通気性を確保出来れば良いようだ。
この籠のようなものはあいにく1個しかないので、何かないか、と考えてる内にまたも腐蝕スイカが出た。

食器戸棚の奥にザルソバ用の竹製スノコを4個見つけた。(8月17日)
使う予定はないとのことなので、リスク高そうな場所のスイカに使っている。

いろいろ問題も起こるが、新たに着果するのも続いている。

この地面に敷いてあるワラのようなものは、シュンギクが大きくなったものを刈り取って横たえたものだ。
なかなか具合がよい。

買ってきたスイカの苗、「一坪スイカ」はその後、枝葉をぐんぐん伸ばし、雄花、雌花とも毎日咲いてるけど、なかなか結実しなかい。

そうした時期、不思議なことが起こった。
どうみても小玉スイカとは思えない大きさに育ったスイカがひとつ出来た。
「一坪スイカ」は弦も葉っぱも独特で自分がタネ蒔いた小玉スイカとは明らかに違う。
大きく育ってきたスイカは、葉っぱも弦も他の小玉スイカと同じものだ。
実だけが異常に大きく育って、長い方の直径が30センチ以上あって、持ち上げるのも大変なほど、重い。

8月9日、この大きなスイカを採った。
両手で抱えて運ぶとき、つまずいて落としたら大変なので、布の買い物袋を持っていって大事に持ってきた。
普通のスイカであれば、受粉から1カ月半後に収穫と言われている。
自分では小玉スイカしか植えてないので、なんかの間違いで小玉スイカがたまたま大きく育ったのだろう、と考えて35日目ぐらいで採ってしまった。

中が、熟してなかったらもったいないことになるなぁと、心配しながら切ってみると大丈夫。
タネに多少白いのもあったが、甘味も十分ある立派なスイカだった。
皮の厚さが1.5センチぐらいあったので、これは小玉ではなく、普通のスイカだと分かる。

自分が去年タネを保存したのは、小玉スイカから採ったもの1回だけだ。
それを蒔いて出てきた苗を育てて出来たスイカが小玉ではなかったというのが、不思議。

このスイカの写真が見つからず、重さを測るのも忘れたことは残念。

その後、1日に2個採ったり、また傷モノが出て処分したりしながら、毎日スイカは食べ続ける。

8月25日、立派に育ってるのに表面に傷があるスイカを見つける。

あまり大きな傷ではないが、内部から液体が少し漏れているようで、蟻が3匹ほどスイカにたかっていた。
傷をガムテープで塞いだら大事に至らないですむかとやってみた。

8月26日、同じスイカの様子を見に行ったら、一夜にしてだいぶ悪化していた。
表面のあちこちに黒っぽい変色があり、なんとなく柔らかくなったようだ。

一応採って半分に切ってみた。

傷の反対側だけでも食べられるかと期待したのだが、とんでもない結果。
腐臭があって、すぐ捨てるしかなかった。
夏の高い気温が腐蝕菌を猛烈に増殖させたようだ。

昨日の段階ですぐ採っていれば、あるいは食べられたのかもしれないけど
タネがまだ白いので、時期的には早いのは確かだ。
原因がはっきりしないけど、こういうのはある程度しょうがないのかも?

最後に「一坪スイカ」について。
苗を買ったときは小玉スイカ範疇の品種のひとつと勝手に思っていた。
育ててみた結果、枝が少し伸びると自然に曲がっていく性質があることが特徴の
普通サイズのスイカだと理解した。

なかなか実がつかなかったが、ある日込み合った葉っぱを寄せて見たら直径20センチぐらいに育ったスイカを発見してびっくりすることになった。

その後、そのすぐ横にもう一つ、育っていることに気付いて、またびっくり。
葉っぱが茂り過ぎる品種だからかき分けて見ないと見えないのだ。

8月27日、「一坪スイカ」を初めて採った。
受粉の日が分からないので、もう一つの指標、
実がついている柄と同じところから出ているヒゲが茶色に枯れているか、をチェック。

ところがこのスイカ、ヒゲが無かったので、分からないままかまわず採ってしまった。
重さは6Kgもあったけど、甘味がちょっと薄かった。
タネも白いものが結構あったので、やはり、日数が足りなかったようだ。
もう1つ残っているので、次は十分熟すまで待って本来の一坪スイカの味を確かめたいと思っている。

9月1日現在、ゴルフボールより大きいサイズだけで14個のスイカがなっているが、
8月下旬になって、曇りや雨の日が多くなり、日照時間がかなり少ない。

今までと同じようには育たないと思うが、あと何個食べることが出来るか?
9月には秋野菜も植えたいので、今も毎日新しい花を咲かせているスイカをどこで終わりにすべきなのか?
難しい判断になるのかもしれない。




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2022年9月1日|ブログのカテゴリー:DIY