今年はスイカ栽培に苦戦・・・23/8/5

前回、スイカが順調に実をつけて育っていることを報告したが、それから約1カ月経過した。
事態は予想外に苦戦しており、いまだに我が家の畑で育ったスイカを食べることが出来ていない。

ひとつ目の問題は、枝の成長も実の付き方でも他をリードしていた一坪スイカが枯れてしまったことだ。
なお、ウチで植えてるのは全て小玉スイカなのだけれど、一坪スイカというのは、近くの花やさんで1本だけ買ってきた苗の品種だ。
他は、去年食べたスイカのタネを取っておいて蒔いたものと、それがあまり芽が出なかったので、今年の5月に食べた小玉スイカが美味しかったので、そのタネを蒔いて苗を作り直したものがある。
また、毎年のことだけど、畑に勝手に芽が出てきたものも苗として、ちゃんとスイカの畑に植え替えたものも一部ある。

今年の夏はあまり雨が降らないので、しょうがないから毎日、夕方にホースを伸ばしてたっぷり水やりはしていた。

なのに、こんな風に葉っぱが枯れてきて、なっていたスイカも成長を止めてしまったのだ。
調べてみると、根元の土から上5センチほどのところが、周りから虫に齧られたようにえぐられていて、太さが3分の1ぐらいしかなくなっていた。

これは、それ以上齧られないようにガムテープを巻いた直後の写真だが、そんな対策も効果なく、その後、このスイカは完全に枯れてしまったのだった。

この時点で一番大きなスイカは

枯れ始めた茎に繋がって直径13センチぐらいまで育っていたが、他にも3個ほどついていた実と共にその後くたっとしなびた状態になってしまったので、捨てるしかなかった。

本当に虫が根本を齧ったのか? それはどんな虫だったのか?
いずれも不明のままだ。

まあ、スイカは他にもまだ、12本が地面を這って次々実をつけているので、そちらに目を向けることにした。

その中でも、成長が良かったのは畑に自然に芽を出した1本で、タネを蒔いたものがなかなか苗が成長しなくて、植え替えが遅れた中で、いち早く枝を伸ばし、実も2つつけていた。

8月に入って、だいぶ大きくなってもう少しで収穫時期かな、と思っていた矢先になんと、 割れていた。
大きさは十分だけど、内部はまだ白っぽいので、あと数日という段階だった。

内圧が高まって外の皮がそれに耐えられなかったような、割れ目が周囲3/4にも亘るような思い切った割れ方なので、水をやり過ぎたのかなぁとか勝手に想像しているけど真相は分からない。

そして、この同じスイカの枝のもっと根元に近い所に今年この畑で2番目になったスイカがあった。
推定授粉日から計算して、そろそろ採り頃だと判断して昨日の朝、採りに行ってさわったらら、「エッ?!」と驚いた。
なんと、表面がブヨっという感じで凹んだのだ。

確かその2日前に指先でちょっと叩いてみたら、「ポンポン」としっかり実が詰まっているようないい音してたのに、この大変化はどうしたことだろう。
「腐ってるのか?」
切り取って手に持ってみるとズシリと重いが、掌の感覚は頼りないブニョブニョ感で今にも皮が破れそうな不安定さ。
これはいけない、とコンポストのふたの上に置いた。
そのとたんに下側が破れ、内部の汁が出てきた。
黒いタネも流れてきた。

どんな状況かしっかり見ておきたいので、手で割ってみた

真っ赤だということは、十分熟していたようだ。

2日前、ポンポン叩いた時に、採っておけば良かったと思ったけど、もう遅い。

原因は推定でしかないけれど、暑さでスイカの中の水分が湯のようになって煮えてしまったんだろうか?
気温35度程度の暑さなのはこのところ、毎日のことなので、直射日光があまり当ててはまずいんだろうと、推測はしていた。

それで、スイカの葉っぱがあまり茂ってないところはドクダミなど近くに生えている雑草の葉っぱを採って実に被せるなど、ある程度ケアはしていたつもりなので、この結果はかなり残念。

実際、このスイカにはそんなに日差しが当たって無かったように思う。
ただ、この実のすぐ横にブロック塀があり、ほとんどそのブロックとの隙間は無いぐらいの位置にスイカは育っていた。
ブロック塀の外側には西日が数時間に渡ってしっかり当たる位置にあることに気付く。
ブロック塀の温度はどのぐらいまであがるんだろう?
今まで考えていなかったけど、夏の強い日差しが当たり続けたら、50度や60度ぐらいまで上がってしまうのかもしれない。
その輻射熱が反対側にあるスイカの実を蒸し焼きにするってこと、あり得るなぁ、と今頃気付いたことだった。

直径20センチぐらいに育って、完熟したスイカをこうして無駄にしてしまった。

ま、同じ畑に植えているトマト、ナス、エダマメなどは毎日のように食べられているので、畑仕事が全て無駄になってるわけではないんだけど、自家製スイカがまだ出来ないという現実がちょっと悔しい。

次はとりあえず、早めに採ってみよう。
たとえ、完熟度が多少イマイチだったとしても、とりあえず、今年の我が家産のスイカをまず、食べてみないことには、この春から2度もタネを蒔き、畑を耕したり肥料をやったりしてきた気持ちが収まらない感じがしてきた。




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2023年7月8日|カテゴリー:家庭菜園