灯油タンク交換~3 …17/8/10

錆だらけの古い灯油タンクを自分で交換するシリーズ3回目。
ネットで手配した部品も揃い、昨日久しぶりにいい天気になったので、食料買い出しから戻った午後取り組んで一応終わった。
実は注文していたソケットという配管をつなぐ部品が届いてみたらサイズ違いで再発注掛けるなどで時間がかかってしまった。
ノギスでちゃんと測ったんだけど、発注するときサイズがいろいろある中から指定するとき間違ってしまったようだ。
写真の真鍮製の部品だけど、昨日届いたのはバッチリOKなので、早速配管の接続を始める。

石油漏れを防ぐため、タンク接続用銅パイプの雄ネジ側にシーリングテープを巻いてソケットをねじ込む。
次にそのソケットがついた銅管を宅内引き込み口の雄ネジにねじ込む。
もちろん、宅内側も雄ネジなのでシーリングテープを巻いておく。

しっかりねじ込んだらここはOK.

次に銅パイプの反対側を灯油タンクの出口につなぐ。

銅パイプは少し長くてぐるぐる巻いているが、切ることが出来ないので、そのまま使った。
タンクとの接続側は銅管の端を広げるような加工がしてあり、相手側もそれに会うような円錐形状をしている。
銅管の柔らかさを利用して圧着させることで油漏れを防ぐ構造だと判断して、ここはボルトを強く締めてつないだ。

これで灯油が漏れさえしなければいいんだと思う。
全体はこんな感じで、今までの200ℓタイプと比べると、高さも幅も重さもぐっとスリムでこのあたりのスペースにだいぶ余裕が出来た。
灯油補充のとき、今までは脚立に乗ってやっていたけど、今後は脚立は必要なさそうだ。

灯油が漏れると困るので、とりあえず、古いタンクから抜き取ったとき入れた容器の一番小さい800cc缶分のを入れてみた。
しばらく見てたけど、タンクの下の透明部分にほとんど落ちて来ないので、続いて、1ℓ缶のを2つ入れてみた。
これで約2.8リットル入ったことになる。これで1日経った今日、特にタンクの周辺に油漏れは起きてないので、さらに4リットル入れた。

今日は出来なかったので、明日以降、今度はファンヒーターを稼働させてちゃんと灯油が流れているか確認したい。
その時、多分配管に空気が入ってしまっているので、エアー抜きをしないといけないはずだけど、そのやり方を取説など引っ張り出して調べないといけない。
取説が見つかるかどうかも不明なので、なければ現物をよく見て多分こうだろうと想像してやるしかないかも。


それとは別に古いタンクの処分も進めた。
こちらは非常に重くて2階のこのベランダからどうやって下に降ろすかが問題だ。

両側についている支柱も重そうなので、これを外すことにしたが、取り付けボルトが錆びと何度か塗った塗料で固まっていて外しにくいこと。ナットが回らない。
少しは回るけど、飛び出している1センチほどの部分のネジがほとんどつぶれているので、ナットを回してとるのが困難に思えた。

ネットでこういった作業の経験談を調べていて、ネジの部分をダイスという工具でもう一度ネジを切りなおすのがいいとの情報を得た。
それで、雄ネジを切るダイスと雌ねじを切るタップのセット(いろいろなサイズの加工ができる)を見つけた。
2000円ちょっとと意外に安い。

前から欲しいと思っていた工具でもあったので、この際買っちゃえ、となった。
丸いのが雄ネジを切るダイスだけど、今回の作業では、タンクにぶつかってダイスを回すハンドルを取り付けられない状況だ。
やむを得ず手でつかんで回してみたけど、力が入らなくて、全然仕事が進まない。

こりゃあダメだ。切るしかない。ナットからはみ出ている部分をジスクグライダーで「ガー」っと火花飛ばして切ってしまった。
苦労したけど、写真は支柱の取り付けボルトを外したあとのもの。
外したボルト4本とも外に出ていて錆びた部分を切り落として短くなったのを一緒に並べて撮った。

時間は遡るけど、ベランダに立っているタンクからいきなり支柱外すことは重くて出来なかった。
先ず、居間の掃き出し窓をいっぱいに開けて、中に汚れ防止に新聞紙を敷き、横倒しにした。
ガラス戸が120センチの幅広タイプなので、助かった。ちょうどいっぱいの幅があった。

この状態でボルトを緩めて支柱を外した。
支柱が外れてもタンク本体は重くて大きい。ひとりで抱え上げらえれるものではなかった。
妻がいつもスポーツジムで鍛えているので、この際手伝ってもらうことにした。
ふたりで持っても特に階段を下りる場面では苦労した。

今日、ミニバンの後ろに積んで町の処分場に持って行った。
ついでに、少し前に交換した水栓トイレのボールタップ2つ、浄化槽のエアーポンプも持って行く。
自分で交換作業やると、必然的に古い備品の処分がついてまわる。

 

不燃物の処理料金は那須町の処分場では10キロにつき300円、大田原の広域クリーンセンターに持ち込むと10キロにつき100円とのこと。
ネットで事前に調べて分った。那須町の処分場に集まった廃棄物は後で大田原に持っていくらしく、それで余分に経費がかかるのだろう。
調べたとき、120リットルを超える灯油タンクは引き取れないということも書いてあったが、支柱を外しコンパクトにしてるんだから持っていけば何とかなるんじゃないか、と甘く考えた。
那須町の処分場は前に行ったことがあるので、今回は大田原を目指した。
全部で50キロぐらいありそうなので、そうだとすれば1000円の差がつくので、ちょっと遠くてもガソリン代以上の差だし。

結果的に200ℓのタンク本体だけは引き取ってもらえなかった。支柱など他のものは大丈夫だった。
じゃあ、どこに持っていけばいいの?って聞いたら、民間業者のリストを見せてくれたので、そのコピーをもらい電話してみた。

昔、鉄クズなどを買い取る業者が居たけど、今はそういう商売無いんだろうな、と勝手に考えていた。
しかし、まだちゃんとビジネスが成り立つようで、大田原の帰りに寄った那須塩原市のその業者は処分料を取るどころか、逆に買い取ってくれたのだ。
タンク本体のみ34.7Kgが561円になった。

それだったら、他のもほとんど鉄だから、最初からここに持ち込めば良かったなあと思ったけど、まあ、欲張ってもしょうがない。
重いタンクを持って帰らなくて済んだことを喜びたい。

灯油タンク交換は、だいぶ日数掛かったけど、最終確認は終わってないものの、とりあえず、古いものの処分も住んで一段落となった。

今回の経費。(送料発生したものはそれも含めた。複数購入時は按分)
  中古90ℓタンク購入費  接続銅管もついて               6000円
  コンクリート製設置台    幅(下130、上100)高さ100 長さ600 2個  4980円
  ゴムマット       140x600x厚さ3           2枚  2830円(内送料1300円)
  六角ソケット      発注ミス分                   118円
  六角ソケット      使用したもの                  331円(内送料分170円)
  タップダイスセット   今回の作業に必要性は薄かった         2011円
  旧タンクの支柱処分料                          100円
  旧タンク本体売却益                          -561円
   合計                               15,809円

必要無かった経費を含めてもこの程度のコストで出来たことはとても良かった。
元通りの200ℓサイズで業者に頼むとすれば10万ぐらいかなあ、と当初考えていたのだから。
自分でうまく出来るか心配もあったが、いろいろ考えて何とかなったのはちょっとうれしい。


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2017年08月10日|ニュースのカテゴリー:その他, 山の生活, DIY