TVアンテナの不具合・・・20/2/12

古く、2世帯しか入居してない小さなアパートを維持しているが、住人から先般、テレビの特定チャンネル(8)だけ映りが悪いとの打ち上げがあった。
良く聞いてみると、昨秋の台風以来のことだけど、他にCh2(Eテレ)がまったく映らないということもわかった。

アンテナの方向がずれた可能性が高いと考えて、先ず向きの調整をやってみた。
前から持っているこんな機器を使って電波信号が最大になる方向を見つけて固定すればいいはずだ。

地デジにも、BSにも切り替えて使える。

その結果、全体的に画質が良くなった感じがするとの、意見をもらったが、Ch8は変わらずチラチラとノイズが入る。 Ch2も変化なしとのことだ。

翌日も何とかしようと、いろいろやってみる。
前から電源分離型(電源は屋内に、本体はアンテナ直下に設置)のブースターを使っているんだけど、時々電源が来ていることを示すランプが点灯しないことが気になった。
それで、ブースターの故障を疑って、ホームセンターに走って同じブースターを買ってきて交換した。
また、アンテナ支柱に地デジとBSの電波を一緒にして1本のケーブルに流すために混合器というのが取り付けてあるが、これも交換した。

しかし、結果は変わらなかった。

いろいろやってる内に、地デジが全チャンネル映らないという事態になり、焦った。
BSは問題ない、ということなので、
地デジアンテナ→ブースター→混合器
と繋がるケーブルの混合器から先は問題ないことになるので、ブースターと混合器間のケーブルを調べる。
端子の取り付け部が緩んでるようで、接触不良を起こしてると考え、端子を付け替えた。
「地デジ映るか見て下さい」と確認要請。  「OKで~す」との応えに「フー!」と一息。
夕闇が迫っていたので、もし全チャンネル見れないまま、「今日はここまでで、帰ります」とは言えないし、正直ホッとした瞬間だった。
ブースターのライトが時々消えてる原因も実はこれが原因だったようだ。
ただし、Ch8のノイズは相変わらずだが、この日はここまでで終了。

翌日、また出かけて、次男にも手伝ってもらいアンテナ方向調整を再度やってみる。
結果、変わらず。

いったい、何が悪いんだ?と空を見上げていた次男が
「アンテナの後ろの方、何かおかしくない?」と言った。
オー、確かに最後尾に横V字型についている部分に本来あるべきアルミの横棒が失くなっている。
アンテナ全体はしっかりした形でちゃんと立っていたので、こんなところが消えてるなんて、考えてみなかった。
これって確か電波を反射してその前に位置するアンテナ本体の感度を上げる役目のはず。
すぐにホームセンターに行って新しいアンテナ買ってきて交換した。

これは、取り外した方の古いアンテナ
ピンクで追記したような位置にアルミのバーがあったはずなのだ。
強風で吹き飛んでしまったのだろうか?

アンテナ交換ですべての問題解決、と思った。
しかし、Ch8はOKになったけど、2(Eテレ)はダメ。

「Ch2は殆ど見ないからもうこれで、十分、ありがとうございました」
アパート住人からはそう言われたけど、自分としてなんとも釈然としないので、その後もいろいろ調べてみた。

少し、日を置いたけど、金属製の屋根の上に直に(しかも長い)アンテナケーブルを這わせているのが信号の減衰を招いているんじゃないか?と考えて今日、対策工事をしてきた。
家にあったパイプ等を屋根に固定してそこにインシュレーターというアンテナ部材を取付け、ケーブルを屋根から浮かせて配置するようにしてみた。

パイプが足りない部分は畑の支柱にする竹を模したプラスチックの棒や木材も使った。
金属の屋根からある程度離すことができればいいはずだから。
ケーブルは、アンテナから始まって電源の取れる配電ボックスに先ず入って、そこからもう1度屋根上に出て分配器が設置してある別の軒下に通している。
金属屋根の上を2度も通るルートは、本来は避けたいのだけれど、電源分離型ブースターを使うためにやむを得ないと考えている。

これで、一応考えられることはほぼやった。
他にはアンテナの高さをもっと高くするとか、アンテナの位置を変えてみる、とかあるけど、ちょっと、もう気持ちが疲れてきた。

今日の作業終わっても、結果はもう確認しなかった。
実はこの作業をしながら、思ったのだ。
Ch2だけは、ノイズが入るとかいうレベルではなく、まったく映らないとのことなのだ。
そうであれば、信号レベルがちょっと良くなる程度の対応策では直るはずないだろうな、と。

これは多分、、テレビ側の設定の問題ではないのか? なんて思い始めた。
テレビを買ってきて設置したとき、初期設定というのをやって、その地域の電波をスキャンし、テレビのチャンネルに割り当てるんだけど、その段階で「Eテレ」の電波を感知出来なかったとしたら、どうだろう?
その時から、古いアンテナの調子が悪かったとすれば、ありえないことではなかな?と。
一応、状況は説明して、「初期設定」をもう1度やってみてほしい、と伝えた。
めんどくさいことなので、やってくれるかどうかは相手次第だ。

今日やったことはムダだったかもしれないし、今回全体の対応で、時間がだいぶ掛かった。
原因究明を急ぐ上で、やってみるしか無かったから、後でムダになった費用も結構あった。

今現在、Ch2の問題は残ったが、Ch8をきれいに見たいという要望には応えられた。
反省点もあるけど、アンテナ関係の知識経験も得たし、自分としては十分やったという満足感はある。

自宅に持ち帰った古いアンテナを、今日(2月13日)分解してコンパクトにした。

明日は不燃ごみの収集日だ。




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2020年01月21日|ブログのカテゴリー:DIY