西側モミジの木を切る・・・20/02/20

前回1月に那須に来た時、西側の大きなモミジの木を切りたかったけど、中途半端に終わった。

2階の屋根の高さで幹を切り始めたが、屋根の反対側に落としたかったのに、屋根の方に傾きだしたので焦った。
上の方の枝が屋根側が多いので、そちらに重心が行っているのは事前にわかっていた。
そこまで上がって、屋根側の枝を切れば重心は反対側に行くと考えてそのつもりでいた。

ところが、ハシゴを掛けたり電動チェーンソウの電線を遠くから引いたりの準備作業に時間を掛けている内に、高い所でチェーンソウを使うことの危険を避けることに頭が集中してしまった。
ハシゴを上がると先にもっと上の枝を切ることを忘れて、幹に切りつけてしまったのだ。

もちろん、単純に切ったのではなく、先に倒したい側から芯を通り過ぎるほどのクサビ形の切り口をつけた。
次に反対側から、切り口より高い位置で水平に切り始めた。
そのまま、切り進めれば幹の上半分がドサーっと倒れ落ちるはずだったが、なんと切ってる側に傾き始めてチェーンソウの刃を鋏みこみそうになったのであわてて刃を切り口から外した。
危ないところだった。
こんな高い所で太い幹にチェーソウが挟まれたら、外すのに大苦戦となるところだった。

そこで自分が、手順を間違えたことに気付いたが、後の祭り。
ハシゴを下りて上を眺めながら、ハテ、この始末をどうするか考える。
このままにしておけば、多分強風が吹けば切り口が耐えられず上部が倒れ落ちると思うが、問題は風向きだ。
屋根側から強い風が吹けば良い結果となるが、どっちともつかない風がユサユサと幹をゆすっていれば、屋根の方に倒れるだろう。
その確率の方がはるかに高いと思われる。
その時何が起こるか考えた。

上の方は細かい枝が多いので、屋根に太い幹が直接当たるとは思えないので、おそらく屋根に損傷が出る可能性は少ないと考えた。
むしろ、倒れ始めた上部が屋根で止められると、切り口の方が振り子のように家の方に振れて行き、幹が壁に当たって穴は開かないまでもへこんだりするんじゃないかと、恐れた。
それで、上の写真のように太いロープで上部と、下に残る幹とをしっかり縛り付けたのだ。

その日が滞在予定の最終日だったので、そんな状態で那須を後にした。
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それから約3週間経って、2月15日、那須に来てみたらこんなことになっていた。


屋根に一旦当たったのかどうかは分からないが、強い北風にあおられてこうなったらしい。
ネコ部屋のマキストーブ用煙突が少し傷んでいた。

2階西側窓から見たらこんなダイナミックな眺めだった。 下敷きになったコシアブラとツツジの枝が少し折れてるのもあった。
下になってる木は枝を強く曲げられているので、早く助け出してやりたい状況にあった。
早速物置の上に上がって、手の届く範囲の枝を切った。 物置の上に落雪から守るために足場材で台を作ってあったので、作業ははかどり、結構切れた。

翌日は、脚立をハシゴにして中間の高さの枝を切り落とした。
これで、下敷きになっていたサラサドウダンなど、ほとんどの木を救出することが出来た。
右手の肩と肘が前から痛くてテニスも休んでいる状態なので、手ノコでゴシゴシやるとき出来るだけ左手を使った。
しかし、位置関係で右手を使わざるを得ない場面もあり、結局終わってから痛みが出てまいった。
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3日休んで、今日20日、山仕事再開。
藪の中へ長いハシゴを運んでいくのは大変だけど、これが無くては仕事にならないので、頑張って運んで立てる。 今回切るのは太いのばかりなので、チェーンソウ使う。
ハシゴの上部を細いロープでしっかり木に縛り付けた。

腰につけた安全ベルトに体を預け、両手でチェーンソウを、持って操作する。
右手は力を入れると痛むので主に左手で持って右手は引き金レバーを操作するだけにする。
狙いが定まらず、あっちこっちに刃が飛ぶ。
一番太いのを切ってるとき、ハシゴを掛けてる木の向こう側なので、これ以上届かない。
残りは手ノコで落とすことにする。
ここは右手しか届かない。ゆっくり引く。
ドサッと落ちた。長い枝が下に横たわった。
切るのはこれで終わりだ。
後はロープを外すだけ。
ハシゴの1番上まで上ってロープの結び目をゆっくり緩める。
縛ってあった切り離した幹の上部が落ちてゆく。
やれやれ、一仕事終わった。

今日落とした幹と枝がゴロゴロしている。

肝心のモミジの木はこうなった。

ハシゴも片づけて。 スッキリした。

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1月に来たとき、北側にあるコナラの高枝を切ったことはこのH/Pに書いたが、もう少し手を入れるべきことに気付き、2月21日ハシゴ掛けて作業した。

1月末の状態。
写真では2股に見えるが、実際は手前側に半分の高さの幹が突き出ていて3つ股になっている。
屋根に近い側と、手前の幹を切り詰めて右の高い1本を生かすことにした。

結果は以下の写真




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2020年02月20日|ブログのカテゴリー:DIY