8月の山仕事まとめて・・・20/08/20

長い梅雨が明けた8月1日から那須に滞在中。
木や草は伸び放題に伸びているので、気が向くたびに木を切ったり、草や笹を刈ったりしている。

これをしないと、自分で設定した遊歩道さえ歩くことも出来ないし、林の中に日光が入らなくなって薄暗くなってしまう。
その結果、成長の早い特定の植物ばかりの単純な森になってしまう。

汗を流して笹を刈ったり、大木の幹を詰めたりした結果、今までここに無かった植物が芽を出したり、花咲いたりするのを見ることは、山での暮らしの最大の楽しみだ。
毎日何かしら山の手入れ仕事をしているけど、写真があるもの中心にまとめてみた。

8月3日
 南南西のミズキを切る。 林の奥への視界が開けた

8月5日
 草刈り機で森の中の遊歩道と私道の草刈、 
こちらは、家の北側、駐車場から私道を経て町道につながる。
だいぶさっぱりした。

8月6日
 家の北側隣地との境界の笹を刈る。
三つ葉ツツジとその向こうにはツリバナがあるし、手前には椿もあるので、周りに空間を開けるように気をつけたい。

8月7日
 居間のすぐ南に夏ツバキがあって、毎年白い花を少し咲かせるが、ちょっと視界の邪魔に感じることも多い。

80センチほど高さをカットしてみたけど、形がちょっと変になった。
ツツジが一面に咲く5月にはこの木が邪魔に思えて、根本から切ってしまおうかと考えたけど、まだそこまでは決断できないでいる。

8月9日~10日
 バーべキュ―炉の向こう側、生ごみ等捨てるコンポストを設置していて毎日通る小道がある。
これは5月20日の写真だけど、8月には右側手前の山椒の木とアジサイが大きく枝葉を広げて通りにくくなっていた。 

山椒はトゲがあって、痛いし、他にも何本か出てきてるので、ここのは不要と判断して根元から切ってしまった。
アジサイもドンドン大きくなるので、大胆に切って株を小さくした。
階段の石も追加して、通路幅を広げて通りやすくした。
コンポストが見えるようになってしまったけど、少し時間が経てば手前のつつじが枝を張って隠してくれるだろう。

8月10日~14日
 草刈りした遊歩道に横から、上から木の枝や葉っぱがはみ出ているのを切ったり、椿の剪定作業など、軽作業をやっていた。
この最中にイノシシの子供が現れてヤマユリの球根を食い荒らす事件が発生した。(前回H/Pにアップ済)
その後も何度か来たようで、H/Pに書いた他に、私道の両側にあったものなど、今年花が咲かなかった1年目のヤマユリ(背丈は20センチ程度)も20本ぐらい被害にあい、がっかりした。
これらは、そのままだったら来年花を咲かせるはずのものだから。
また、球根が無くなっても茎に細根が残っていれば、タネが実るまで行けるかと思って、植え替えて、水やりなどしていたけど、残念ながらやはり枯れてしまった。

8月15日
 今まで手をつけてない東の林は20m越えの大きな木がかなり密集して生えている。
1本だけでも切ればその分、光が地面に届くようになるだろうと、切り易そうな木を探す。
割と細身で枝がそんなに出てないコナラに目をつけた。
細いといっても根元の直径35センチぐらいはある。
エンジンチェーンソウはエンジン掛けるだけで疲れてしまいそうだし、電気モーターのチェーンソウも持ってるけど、電源の延長コード使ってもここまでは届かないかな?と思えて、手ノコでやることにした。
刃は交換式で、新しいのと交換したばかりだから切れ味は良い。
例によって倒す方向に切り口をつけてから、反対側の少し上を切っていく。
悪い予感が的中し、倒れかけたところで、上の方が別の木の枝に引っ掛かってしまった。
台風でも来れば落ちるだろうとそのままにして、他の仕事に掛かった。
もっと大きな切り口をつけておけばよかったのかも知れない。

8月19日 中3日開けて再度このコナラを横たえることにチャレンジする。
前回切った1mほど上の、倒す反対側を再び手ノコでゴシゴシ切る。
「ギシギシ」と音がして、倒れ始める。切り口が地面に落ちると上の方の引っ掛かりが外れた。
「ザーー、バキバキ、ドシーン」 多少の巻き添えを伴って地面に落ちた。

幹を切ってから、4日経っているので葉っぱは枯れてしまったようだ。

横から見たらこんな感じ。
上空に穴が開いて、地面に日光が届くようになって作戦成功だ。
枝を払って、地面に横たえた。

8月16日~18日
 南の林の山桜の大木の下がうっそうとし過ぎているので、付近の木を数本間引いたり、上の方の枝切りなどした。
手をつける前。
点線で囲んだ辺りを透かせたい。

東側は直径10センチ以下の木を2本切るだけだったので、即達成。
もう少し切らないと変化を感じにくいところだ。

南側は先ず、直径15センチほどの木を2本根本で切り、ミズキの株立ちは高さ4mほどで枝を数本切った。

切り落とした枝葉で地面が埋まる。

翌日、枝を再切断して、片付けた後の、遊歩道。

斜めに生えてるヤマボウシの木。
隣の木に寄り掛かっているので、そちらの木は犠牲にして、つっかえ棒として使う。
余計な枝を全て落とす。ヤマボウシの枝も横に張りすぎてる部分を整理。

次はイヌシデ
伸びすぎた枝を2本切る。

この他にも、西側を中心に、数本の木を根本で切り、枝落としも数か所実施した。

植物は隙間を見つけると、そこに枝を伸ばし、葉を茂らせる性質がある。
建物の南側はツツジを中心にした庭に仕上がっていて、その周りを20m級の大木が囲んでいる形だ。
大木の足元には5m以下の木が自然に生えそろって、隙間なく葉っぱを茂らせるので、ツツジの庭が建物以外の三方を、高い緑の壁で囲まれているような状態が8月1日に来たときの姿だった。

囲まれ感があって、安定はしているが、何だか、気づまりで広がり感が欲しいと思った。
緑の壁のあちこちに穴を開けることで、薄暗い森の中に光が差し込んだり、薄暗いままでもその向こうの木の幹が見えることで、空間の広がりを感じられるようになったと思う。

居間から見た南側。

同じく西側
もっと体力があれば、背の高い木も適度に切り詰めるなど、したいこともあるけど、今回はここまでで一段落にしよう。

毎日、30度程度までは気温が上がるので、その中で体を使う仕事をしていると、大汗をかく。
熱中症も怖いので、適度に休み、水を飲みながらの仕事だ。
昼前に一度着替え、3時にも着替え、その後、温泉に行ってまた着替えるので、日に3度も着替えをしている毎日だった。
このまま放っておくと、1年ぐらいで、また元に戻ってしまうので、那須に来るたびに少しづつ今回のような山仕事を続けないといけない。
スポーツだと思って楽しみながらやっていきたい。




山暮らしひとつ前の記事へ   次の記事へ  このページの先頭へ   他のカテゴリーの最近の記事へ
DIY 一つ前の記事へ   次の記事へ

 

 

2020年08月20日|ブログのカテゴリー:DIY